こんにちは!ぷくたくです。
この記事では今話題の釣法、『弓角(サーフトローリング)』についてご紹介したいと思います。
弓角を使った釣法(サーフトローリング)ですが、全国的に人気が高まり、釣具店でも弓角に関する商品の品薄状態が続いています。(2022年10月現在)
とにかく信じられないほどよく釣れるらしく、「ルアーでは食ってこないのに、弓角だと釣れる」という話をよく耳にするほど…。
一体弓角とは何なのか、なぜ釣れるのか、実際に弓角を使ってみた感想も踏まえてご紹介していきたいと思います。
目次
弓角とは日本古来の伝統漁具のことをいい、いわば和製ルアーです。
現在こそロッドやリールがあるので、おかっぱりや船から仕掛けを投入し釣りをしていますが、昔はこの弓角を船で引っ張ったり、糸を手で手繰り寄せて魚を釣っていました。
昔は動物の骨や角などに針を埋め込んで弓角を作っていたんだとか!
だから弓角っていうのかな?
現在はスプーンのように湾曲したプラスチックの板に反射材を付けた仕掛けが各メーカーより発売されています。
弓角の使い方はいたって簡単です。
「遠投マウス」や「ジェット天秤」などを用いたトレーラーに弓角を付けて『投げて巻くだけ』で魚が釣れるのです。
特にアクションなどは必要ありません!
巻くことで水の抵抗を受けた弓角が回転し、反射板がキラキラとフラッシングでアピールします。
また、回転による波動でも魚にアピールをしてくれますよ!
弓角で釣れる代表的なターゲットは青物です。
ブリ、ハマチ、ツバス、サワラ、サゴシ、カンパチ、シオ(カンパチの若魚)、カツオ、ペンペン(シイラの若魚)など、釣れる魚は実に様々です。
各メーカーが発売している弓角の大きさは40㎜~60㎜がほとんどなので、マイクロベイトと呼ばれるシラス(イワシ稚魚)やハク(ボラの稚魚)の大きさに似せています。
このことからも春のマイクロベイトパターンや、小型~中型の青物狙いで活躍してくれるでしょう!
大型のアジやカマスなども狙えますよ!
一方で「弓角が小さいと大型の青物は食ってこないのでは?」と思われがちですが、決してそうではありません。
トレーラーと呼ばれるマウスが水しぶきをあげながら水面を泳ぐことで、小魚が逃げ惑うナブラを演出してくれます。
集魚力抜群のトレーラーにより、ナブラと勘違いした大型の魚をも引き寄せ、近づくとキラキラと光る弓角に誘われ思わず魚が口を使ってしまう!というわけです。
トレーラーがナブラを演出し魚を集める、近づくと一口サイズの弓角がヒラヒラとアピール…!これは思わずパクっと食べてしまうよな…
ここからは実際に弓角を使ってみた感想をご紹介していきます!
まず結論から言うと・・・
めちゃくちゃ釣れます…!
↓はじめて弓角を使用した日の釣果がコチラです。
この写真を見ただけで『弓角は釣れる』ということが分かっていただけると思います。(笑)
仕掛けはYAMASHITAから出ている『遠投マウスⅡ F』の20号と、同じくYAMASHITAの『サーフ弓角Ⅱ』のPWHです。
YAMASHITAの『遠投マウスⅡ』はフローティングタイプとシンキングタイプがあります。
シンキングタイプはジェット天秤でも代用できるので、遠投マウスを購入するならフローティングタイプがおすすめです。
弓角は45㎜と40㎜がありますが、どちらでも食ってくると思います。
カラーバリエーションも豊富なので、好きな色を選ぶといいでしょう!!
弓角は投げて巻くだけで魚が釣れます。
普通に使用すれば十分に釣れる弓角ですが、より効果的に、快適に使用するためのポイントについて次の章でご紹介していきますね!
ここでは弓角を使用するときのポイントについてご紹介していきます。
次の4つのポイントを押さえておくことで、弓角をストレスなく使用し、良い釣果をあげることができます!
是非参考にしてみてください。
遠投マウスの唯一のデメリットといえば、道糸とリーダーが絡みやすいということ。
リーダーが長い分、仕掛け全体が長くなるので絡みやすいのは当然といえば当然ですよね…。
少しでも仕掛けが絡むのを防ぐために、以下3点のコツを押さえておきましょう。
着水前にサミングをする
仕掛けの着水と同時にリールのスプールをサミングします。
サミングとはスプールを指で軽く押さえてラインの放出量を調節することをいいます。
そうすることで余分なラインを出すことなく、トレーラーと弓角が一直線で着水するので道糸に絡みにくくなります。
着水後すぐにリトリーブを開始する
フローティングタイプのトレーラーを使用するときに心がけてほしいのですが、仕掛けが着水後はすぐに巻き始めることをおすすめします。
弓角自体に重さは無いので、放置していると沈むことなく水面を漂います。
そうすると波の影響で遠投マウスや道糸に絡む可能性が高まるので、着水後はすぐに巻き始めることを意識しましょう。
巻き上げ後はリーダーを目視でチェック
仕掛けを回収すると、上の写真のようにリーダーに結び目ができていることがあります。
数投おきにリーダーを確認し、これらの結び目を早く発見することで糸ヨレの発生を防ぐことができます。
遠投マウスから弓角までのリーダーの長さについて、どれくらいがいいのか困っている方もいるのではないでしょうか。
リーダの長さについて、一般的に次のようにいわれています。
- リーダーが短い→遠投マウスの存在感が強く魚に違和感を与えてしまう。
- リーダーが長い→道糸と仕掛けを絡めてしまうリスクが上がる。
使用するロッドの長さによっても様々な意見がありますが、私の場合はリーダーの長さを1.5mにしました。
遠投マウスから1.5m離れていればそこまで違和感は感じないだろうという考えと、私が使用するロッドが10ftのショアジギングロッドだったのでキャストのしやすさを考慮してその長さにしました(笑)
結果的に十分魚も釣れていますし、初めは1.5m程あれば問題ないと思います。
使用しながら自分の好みに合わせて長さを調節してみてくださいね!
細いラインより太いラインの方が絡みづらいですよね。
これは弓角でも同じことが言えます。
また、フロロ素材のリーダーはハリがあり硬いので、弓角に使うリーダーは太めのフロロ素材のリーダーを使用すると良いでしょう。
ただし、太すぎると弓角の穴にリーダーが通らないので注意してくださいね!
私の場合はフロロ素材のリーダーの5号を使用しました!
弓角は水中で回転をしながらアピールをします。
つまり、泳がせれば泳がせるほど水中でリーダーがねじれている状態なので、何の対策もしなければ上の写真のようにリーダーに糸ヨレ(変な癖)がつきます。
糸ヨレが発生することで余計に道糸に絡みやすくなり、釣りにならなくなることもしばしば…。
目の前でナブラが起きていたり時合の時に糸絡みが起きてしまうとせっかくのチャンスを逃すことに…。
この問題は、『スイベル』と呼ばれる糸ヨレ防止パーツを付けると解決できます。
弓角が回転することで起きるリーダーのねじれに対し、スイベルも同じ方向へ柔軟に回ることで糸ヨレを防ぐことができるのです!
スイベルは遠投マウス側に付けてくださいね!
おすすめのスイベルはコレ!
一般的なスイベルでもいいですが、おすすめはオーナーばりから出ている『Wクレン』です。
↑Wクレンは、2つの胴がそれぞれ高速回転するのでヨレを高速で解消してくれます!
↑実際に5時間投げ倒した後のリーダーを見ても糸ヨレが発生していません。
スイベルを付けるのと付けないのとでは糸ヨレ具合が全然違います!!
いかがでしたか?
ここまで読んだあなたはきっと弓角を使ってみたくなったのではないでしょうか?(笑)
弓角はとにかく釣れます!!
サーフや堤防で1人勝ち…なんてことも珍しくありません。
是非、弓角で爆釣祭りを楽しんでくださいね!
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