こんにちは!ぷくたくです。
皆さんが愛用しているロッドのグリップですが、使用しているうちに擦れてテカリが出てきたり凹んだりしていませんか?
各メーカーから発売されている大半のロッドのグリップには、EVAという素材が使用されています。
一般的にEVAグリップはソフトな質感とグリップ力が特徴ですが、使用している内に擦れてテカってきたり、波止や磯の鋭利な箇所にぶつけたりすると簡単に凹んでしまうという特徴もあります。
この記事では劣化したEVAグリップを簡単に新品同様に復活させる方法についてご紹介していきます。
是非参考にしてみてください。
目次

修復方法をご紹介する前に、、、
そもそもEVAって何の略がご存知ですか?
EVAは『エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂』の略称です。

難しい名前…

明日には忘れそう…(笑)

釣り以外の日常で見てみると、EVAはスリッパの底部分、お風呂のマット、ジョイントマットなどに使われています。
これらの製品に共通して言える特徴は、滑りにくく、耐水性や耐油性に優れていて、適度な柔軟性があるということ。
この特徴はロッドグリップでも同じことが言えますよね!
グリップ部分は人の手で直接握る部分ですから、滑りやすい素材では絶対にダメです。
また、水がかかるシーンや真冬の低気温の環境下で釣りをするシーンも少なくないですよね。
このようなシーンにも強いEVAは、ロッドグリップに最適な素材ということがお分かりいただけると思います。

あと、EVAは安価なのも特徴のひとつ!

EVA素材を採用することでロッド全体のコストを抑えることができるんだね!

一方でEVAグリップのデメリットは、冒頭でもお伝えしたように長期間使うことで擦れてテカテカになり、白くなってくることです。
こうなってくるとグリップ力が落ち、逆に滑りやすくなってきます。
また愛用している大切なロッドにもかかわらず、汚らしい印象にもなりかねません。。

握っているポジションや指の跡が分かるようになってきます(笑)

長く使っている証拠なんだけどね…。
そんな劣化したEVAグリップを新品同様に復活させる簡単な方法を次の章でご紹介します!

それでは劣化してテカテカになってしまったグリップの修復方法をご紹介します。
修復に必要なものは下記の3点。
- 紙ヤスリ(#300~400番)
- マスキングテープ
- 熱湯

紙ヤスリ&マスキングテープは100均orホームセンターなどに売っているのでチェックしてみてください。

数百円もあれば準備できちゃいます!

グリップをヤスリで削っていくのですが、ロッドのボディ部分を削らないように、はじめにマスキングテープでグリップ以外の箇所を保護していきます。

こんな感じです。

幅の太いマスキングテープを使ったので見栄えが悪くてすみません…(笑)
特にリールシート付近はグリップが曲線となっているロッドも多いです。
テープをちぎったり曲げたりして曲線に沿ってテープを貼っていきましょう。

大切なロッドのボディを削ってしまわないように注意してくださいね!

マスキングテープの保護ができたら、いよいよヤスリで削っていきます。

ヤスリの粗目は300~400番がおすすめです!

コツはあまり力を入れ過ぎず、優しく丁寧に削ることです。

表面だけを薄く削っていくイメージです!

削った部分は白くなるので全体的に白くしていこう!
この時に、劣化していない部分も一緒にまんべんなく削ることで出来上がりの質感を揃えることができます。

ヤスリで削り終えたら、グリップ部分に熱湯をかけていきます。

マスキングテープは付けたままでも取ってからでもOKです!

グリップ全体に熱湯を沁みこませるように少しずつかけていきます。

くれぐれも火傷には注意してくださいね!

熱湯をかけ終えたら、タオルで水気を拭き取って修復作業完了です!
マスキングテープを取って自然乾燥させると…

どーん!こんな感じです。
白くテカテカになっていた部分が無くなりました!!

写真では分かりづらいですが、ザラザラと毛羽立った新品のような質感になっています!!
グリップを削ってお湯をかけるだけで、新品のようなEVAグリップに復活させることができるんです!
愛用しているロッドのグリップが綺麗になると気持ちいいですよね!
必要以上に熱湯を掛けてしまうとブランクを痛めたり、グリップの接着剤を剥離してしまう原因となります。
ちょろちょろとゆっくりかけてあげるのがポイントです!

EVAグリップは柔らかい素材なので、鋭利なものにぶつけてしまうとすぐに凹んでしまいます。
凹ませてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。

かという私も何度も凹ませてしまったことがあります…。

凹みができると目立つしショックだよね…。
でも心配ご無用!!
このようなグリップの凹みも熱湯をかけるだけで元通りに直せるんです!!

上の写真のように、凹みのある部分を中心に熱湯をかけて水気をとると…

あら不思議!
さっきまであったグリップの凹みが無くなりました!!
熱湯をかけると凹んだ部分が膨らむのか、元の形に戻すことができるんです!

スゴイ!
深い凹みは修復不能…
とはいえ、えぐれるほど深く凹んだ箇所についてはお湯で元に戻すことはできません。
熱湯で修復できるのはあくまでも軽微な凹みのみなのでご注意ください。

深い凹みはグリップ自体の交換がおすすめです!

いかがでしたか?
この記事では劣化したEVAグリップの修正方法についてご紹介してきました!
グリップのテカリや凹みは誰でも簡単に修復させることができます!!
ロッドだけでなく、釣具は決して安い品物ではありません。
愛用している釣具を長く大切に使っていくためにも、知ってて損はない知識です!
気になった方は是非やってみてください!
▼釣具紹介の記事はこちら
▼ぷくたくの釣行日記
最後まで読んでいただきありがとうございました。