こんにちは!ぷくたく(@pukutakuF)です。
近年、青物(ブリ、ハマチ、ヤズ、サワラ)等を狙う際のおすすめルアーとして、ダイワの『ショアラインシャイナーZ セットアッパー』が話題になっていますよね!
通称「セットアッパー」と呼ばれているこのルアー、本来はシーバスをターゲットとして開発されたルアーなんですが、とにかく驚くほど青物がよく釣れるんです!
青物シーズンになると、店頭でセットアッパーが品薄状態になるほど愛用者も増えています…!
その実績は申し分なく、私が住んでいる岡山県ではジグよりもセットアッパーを使用している人が多いと言っても過言ではありません(笑)
そんなセットアッパーですが、青物を狙う際におさえておきたいポイントがあるのでご紹介いたします!!
セットアッパーの基礎知識、スペック、使い方についても触れていきたいと思います!!
是非、参考にしてみてくださいね!
目次
ここでは、「セットアッパーの名前は聞いたことあるけど詳しく知らない…」という方向けに、セットアッパーの基礎知識についておさらいをしておきます。
セットアッパーはダイワが発売しているミノータイプのルアーです。
静止すると少しずつ沈んでいくシンキングタイプのルアーで、アクションはウォブンロールになります。
ウォブンロールとは、「ウォブリング」と「ローリング」の動きをミックスした様な動き方のことをいいます。
ウォブリング⇒水の抵抗を受けてルアーが左右に揺られるような動きと、ローリング⇒ルアーの中心を軸とし、それを中心にクルクルと左右に回るように倒れこむ動きを合わせ、連動したようなアクションのことをウォブンロールと呼びます!
このウォブンロールがイワシなどのベイトの動きにそっくりなんですよね!
ここではセットアッパーのスペックについてご紹介していきます!
セットアッパーの大きさは全部で5種類あります。
75S-DRは2024年2月にデビューしています!(10色)
品名 | サイズ | 重量 |
75S-DR | 75㎜ | 13g |
97S-DR | 97㎜ | 18g |
110S-DR | 110㎜ | 22.6g |
125S-DR | 125㎜ | 26g |
145S-DR | 145㎜ | 39g |
品名のS-DRは、(S)シンキング、(D)ディープ、(R)ライナーの略称になります。
つまり、『深く潜ってアクションする』という意味になります!
足場の高さやロッドのポジションによって多少異なりますが、セットアッパーの潜行レンジは1.5~2m前後になります。
大きく張り出した特徴的なリップがうまく作用し、レンジキープしながら引いてくることができます。
堤防など足場の高い場所からでも足元付近までレンジキープできますよ!!
セットアッパーはカラーバリエーションが豊富なルアーです。
カラーが複数あることで様々なシチュエーションに対応できるのはいいですよね!
ただし、ここで注意しておかなければいけないのが、各サイズによってカラーラインアップが異なるということです。
購入する前にしっかり確認しておきましょう!
実は、すべてのサイズに共通してラインアップされているカラーは1種類しかありません!
それが「レーザーマイワシ」です。
このレーザーマイワシを含め、75S-DRは10種類、97S-DRは13種類、110S-DRは12種類、125S-DRは16種類、145S-DRは18種類あります。(※2022年10月時点)
青物が釣れるということで大注目を浴びているルアーなので、今後も新色カラーが出る可能性は大です!
フィッシュイーターの捕食メカニズムを科学的に分析して開発されたレーザーインパクトですが、満を持してセットアッパーにも実装されています!
3Dマルチ反射構造により「イワシ」等と同様の高輝度反射光を多方向に放ち、限りなく本物の誘い(アピール力)を実現…!
従来ルアーより遥かに広い範囲から青物を呼び寄せることができますよ!
青物狙いのおすすめカラー
ここで私がおすすめする『青物狙いのおすすめカラー』をご紹介します!
私の少しばかりの実績と、SNSでよく見るカラーをもとにランキングにしてみました!(笑)
1位:ブルピンイワシ
2位:カタクチレッドベリー
3位:レーザーマイワシ
4位:ライムチャートコノシロ
5位:キビナゴ
堂々の1位は定番カラーの「ブルピンイワシ」。
今さら説明不要の「ブルピン」。このカラーの組み合わせは多くのルアーで採用されていますよね!
やはりセットアッパーでも実績は十分のようです!!
2位は「カタクチレッドベリー」。
サイドがメッキなのでキラキラとアピールできますし、お腹側が赤なのでボトムからの視認性も十分です!
3位は「レーザーマイワシ」。
全てのサイズでこのカラーが用意されていることからも実績の高さが伺えます!
ナチュラルカラーなので日中や濁りのないシチュエーションでも活躍できそうですね!
4位は「ライムチャートコノシロ」。
「この色!?」と思われますが、SNS等でもこのカラーでの釣果はかなりあります。
青物は朝マズメや夕まずめの薄暗い時間帯によく釣れるので、ベイトの中からいち早く自分のルアーを見つけてもらうためにも派手なカラーも用意しておくといいでしょう!
5位は「キビナゴ」。
このルアーはお腹部分までメッキになっているので光を反射させる効果が強く、太陽が昇っている日中に活躍してくれると思います。
個人的に私はこのカラーが好きで、これまでも多くの青物を釣り上げてきました!
私の想いをかなり加味して5位にランクインさせました(笑)
ランキング外にはしていますが、レーザーインパクト仕様はどれもおすすめですね!
通常モデルより値段が上がりますが、アピール力は通常モデルと比較しても群を抜いています。
そもそも青物は少ないチャンスをモノにしていく釣りなので、1つレーザーインパクトがあるだけで強力な武器となってくれるでしょう!
ここではセットアッパーの使い方について解説していきます!
基本はタダ巻きでOK。
投げて巻くだけでホントに釣れちゃうんです!!
さらにセットアッパーのスゴい所は、タダ巻きで泳いでいる最中に、ときどき横方向へのスライド動作(チドリアクション)が起きることです…!
このときどき発生するチドリアクションが反射的にバイトを誘発させるのです!
また、動かし方を変えることでよりスレた魚に対して効果的にアピールすることもできます!
私の場合はタダ巻きの他に、
- (やや)高速巻き
- ストップ&ゴー
- ジャーク
などといった動きを加えることが多いです。
それぞれの動かし方のコツは以下の通り。
●高速巻きはあまりに早く巻きすぎてしまうと動きが破綻してしまうので注意してください!
●ストップ&ゴーは泳がす→止める→泳がすをキビキビと動かすのがコツです!(メリハリをつける)
●ジャークするときはジグではないので竿先で軽めに行うのがポイントです!(表層を逃げ惑うベイトのような演出ができます!)
タダ巻きで釣れないときは是非試してみてくださいね!
この章では、セットアッパーで青物を釣る前におさえておきたいポイントについて解説していきます。
上の写真のようにサイズが60㎝程度だとしても、グングンと強烈なパワーで引くのが青物です。
何度も言いますが、もともとセットアッパーはシーバス用のルアーなので、標準装備のフックではすぐに伸ばされてしまいます…!
夕まずめの短時間釣行で釣れるのは嬉しい。
— pukutaku(ぷくたく) (@PukutakuF) October 13, 2022
フック伸ばされたので美味しく頂きます🙂 pic.twitter.com/bgeheJPhgK
↑実際にセットアッパーでヤズを釣ったときのツイートです。
45㎝程度にもかかわらず標準装備のフックが曲がっていました…!
セットアッパーに標準装備されているフックはオーナーばりの『ST-46』です。
青物を狙うにはこのフックだと力負けしてしまうので、私の場合はがまかつから出ている「トレブルSP ミディアムヘビー」の#3号に変えています。
がまかつのトレブルSP-MHは強くて、刺さりやすく、錆びにくいのが特徴です!
実際に「トレブルSP-MH」の#3号で70㎝クラスのハマチを掛けたときも伸ばされることなく、何の心配もありませんでした。
80㎝オーバーの青物が釣れるフィールドであればもうひとつ上の#2号を選ぶのも良いと思います!
その他に、標準装備に選ばれているオーナーばりから出ている「STX-58(スティンガートリプルエクストラ)」の#2号もおすすめです!
タフワイヤー素材を導入した圧倒的強度と鋭さが特徴のフックです!
「せっかく掛けたのにフックが伸びてバレてしまった…」ということが起きないように、あらかじめフック交換をしておきましょう!
いざフックを青物仕様に交換すると、フック自体が大きくなることでラインとフックが絡むリスクが上がります。
このような場合は真ん中のフックを取り外し、フックの数を3つ→2つに変更するのもおすすめです!
「2フックではフッキング率が下がるのでは…?」と思われるかもしれませんが、2フックにしてもほとんどのバイトに対しフッキングできますよ!
私の場合セットアッパーは全て2フック仕様にしています!
それで違和感を感じた事はありません!
前の章では「標準装備のフックだと青物に伸ばされてしまう…。」ということが分かったかと思います。
既にお持ちのセットアッパーで青物を狙う場合はフック交換が必要ですが、これからセットアッパーの購入を考えられている方にはうれしい朗報があるんです!!
実はセットアッパーには、『LH(ランカーハンター仕様)』というシリーズが展開されており、この商品は太軸のフックが標準装備されており、フック数が3つ→2つに変更されています。
ランカーハンター(LH)いいやん!!
最初から言えよ~!(笑)
もったいぶってすみません…(笑)
つまり、セットアッパーLHはめんどくさいフック交換をする必要がないので、購入してすぐ青物を狙うことができるんです!!
セットアッパーにはLH(ランカーハンター)シリーズだけでなく、実は「青物スペシャル」というシリーズも展開されています。
シーバスルアーだったのに青物スペシャル!?
2019年11月に発売された「青物スペシャル」は、太軸フック+3フックが標準装備となっています!
「フック数は3つにしてバイトがあれば確実にフッキングさせたいよな~」と思われる方には「青物スペシャル」がドンピシャにハマると思います!
また、青物スペシャルでは青物に特化したカラーバリエーションが用意されているのも魅力のひとつです!
セットアッパーで青物が釣れると話題になると、すぐに青物仕様にアレンジしたシリーズを展開するあたりは、さすが大手釣り具メーカーといった感じです…!
最後にセットアッパーの弱点についてご紹介します。
セットアッパーの唯一の弱点は「耐久性に欠ける」ということです。
決して耐久性が無いのではなく、耐久性に欠けるというだけですが…
上の写真を見てお気付きの方もおられると思いますが、セットアッパーはリップのアイがボディから独立しています。
もう少し詳しく見ていきましょう。
上の図はセットアッパーの解説図です。
ラインを結ぶアイと、フックを結ぶアイがそれぞれ独立しているのが分かると思います。(※赤丸部分)
一方で、上の写真は貫通ワイヤー構造のルアーの解説図です。(※ワイヤーを赤色にしてみました)
大型魚を狙うルアーには、ラインを繋ぐアイとフックが貫通ワイヤーで繋がっているものが多いのですが、残念ながらセットアッパーは貫通ワイヤー構造ではありません。
私がこれまで見聞きしてきた中で、セットアッパーがワイヤー構造ではないことで下記のような事例がありました。
- リップを岩や壁にぶつけてヒビが入った状態で魚をヒット→リップ部分が折れて魚をバラしてしまう。
- リアフックのみに魚が掛かる→引きの強さに耐えられずボディのリア部分が割れて魚をバラしてしまう。
これが貫通ワイヤー構造の場合、例えボディが壊れてもラインを結ぶアイとフックが繋がっているので釣りあげることができたかもしれません。
とはいえ、私自身はそんな大きな魚釣ったことないけど(笑)
まぁどんなものでも使い続けると壊れるよね。
買ったばかりのセットアッパーであればメータークラスを掛けても壊れることはないよ!
いずれは大型青物に負けない貫通ワイヤー構造のセットアッパーができればいいですよね!
いかがでしたか?
ここまでセットアッパーについてたっぷりと解説してきました!
とにかく百聞は一見に如かず!
セットアッパーで青物はホントに釣れるんです!
この記事を見て、少しでもセットアッパーを使用してみたいと思っていただけたなら嬉しいです♪
▼青物に関する記事はこちら!
▼釣具紹介に関する記事はこちら!
最後まで読んでいただきありがとうございました。